転職する前に知っておきたい契約社員のメリットとデメリットについて

 

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転職を考える際に働き方の一つとして契約社員があります。ニュースやドキュメント番組などで取り上げられる機会が多くあり、世間一般で正社員と契約社員の格差問題が大きく話題となり、あまり良いイメージが持たれていません。
ネガティブなイメージが強い契約社員ですが、自由に働きたい方にとって、素晴らしい制度なのはあまり知られていません。
そこで今回は契約社員のメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。

 契約社員とは

契約社員の1番の特徴は雇用期間が決まっていることです。そのため(有期契約労働者)とも呼ばれています。逆に期間が定められていない雇用契約を正社員と呼んでいます。

契約社員は労働条件は契約によって定められています。

  • 労働時間
  • 勤務地(勤務先)
  • 仕事内容

これら3点を企業との話し合いのもとで契約内容が決まります。

交渉次第では残業をしない、転勤なしなんて事も契約内容に盛り込む事も出来ます。専門的なスキル(知識・経験)があれば正社員より高い給料をもらえるケースもあります。

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契約社員のメリット、デメリット

契約社員のメリット

①期間が決まっている分身動きが軽い

契約期間満了後は再契約で契約更新するか、もしくは新しい職場に移って環境に変えたり、多少仕事内容も変わってくるのでスキルアップはかれることも可能で、自由に選べる事出来ます。もし同じことを正社員になって行ってしまうと会社を退職しない限り別の会社へは移ることが出来ません。したがってキャリアプラン、キャリアアップ、スキルを磨く事を考えている方に最適な条件とも言えます。

例えば目的として資格取得を考えている、海外留学を考えている間、契約社員として経験を積んで1年後または2年後に正社員として働きたいと言う方にはオススメかもしれません。

目的が明確な人にとっては初めから期間が決まっている方が良い場合があるのでとても良い制度となっていると言えるでしょう。

②契約条件では掛け持ちOKの会社もあります。

正社員の場合(例外を除いて)一般的に掛け持ち禁止です。お金がいっぱい欲しい、月給を上げたいと言う方にはメリットになるのではないでしょうか。複数の仕事をしてお金を稼ぐ方法としてはおすすめです。

③勤務時間が選べる

契約条件の内容にもよりますが、勤務時間も選ぶ事が出来ます。大切な人との時間を大事にしたい。家族の介護があり早めに帰宅しなければいけないなど、人によって様々な理由があると思います。

  • 家族の介護のため残業出来ない。
  • 子供の病気が大変で午前中は家に居なくてはいけないけど、午後からは仕事が出来る。

契約社員には『自由に働けるのが最大のメリット』であり最大の特徴なので時間を大切にしたい人にとって1番良い働き方と言えるでしょう。
最近では、正社員と契約社員(有期契約労働者)との働く待遇の差があり問題視されていますが、会社によって契約社員にも働きやすい環境作りもされています。

具体例として一定の雇用期間を取得すれば有給休暇が取れる。社会保険が受けれるなど、福利厚生も改善している企業もあるので、正社員と変わらなく働くことも可能になってきています。

メリットまとめ
①期間が決まっている分身動きが軽い
②契約条件では掛け持ちOKの会社もあります。
③勤務時間が選べる

契約社員のデメリット

①基本的に福利厚生が受けれない

ボーナス、退職金がない正社員が受け入れる福利厚生を契約社員は利用できない。正社員とは違って待遇面で違いがあるので注意が必要です。メリットでお伝えしましたが、有給休暇が取得する事が出来ても、『住宅手当』、『交通費支給』などと言った待遇面に対し正社員の方が好条件になっているいて契約社員との差があります。

②契約期間が決まっている

契約社員として期間限定で働くそれ自体メリットかもしれませんが契約期間が満了すれば会社を辞めなければいけないので契約社員としてその企業で長く働くのであればデメリットになってしまうと言えます。

③社会的信用度が低い

結論から言ってしまうと安定性がないと思われているからです。どのような事かと言ううと、契約社員は契約期間が決まっているため、一定の雇用期間で満了してしまう可能性があるため、正社員のように無期限雇用とは違い、ローンなどの大きな買い物要する重要な『社会的信用』が低く見られてしまうのです。

デメリットのまとめ
①基本的に福利厚生が受けれない
②契約期間が決まっている
③社会的信用度が低い

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契約社員の雇用形態とはどんなものなの

初めに紹介していた通り契約社員(有期労働契約)について一般的に期間が決められている契約を契約社員と呼んでいます。法律で有期労働契約は原則として3年を超える契約期間を設定できないとされています。


しかし契約期間が満了した後に新たに契約更新も可能です。
同じ会社での契約期間が通算で5年を超える場合、労働者が無期雇用の転換を希望すれば会社はそれを承認しなければなりません。こちらも法律で定められ決まってます。
契約更新は最長で通算5年までと条件を設けている会社少なくありません 。

そこで、大きなポイントとして契約社員として勤務する場合が 契約期間契約更新の可能性はあるかどうか契約更新に上限があるのか契約更新をして5年経過した後はどうなるのかを労働契約を結ぶ前に確認しておきましょう。

第十四条 労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、三年(次の各号のいずれかに該当する労働契約にあつては、五年)を超える期間について締結してはならない。

一 専門的な知識、技術又は経験(以下この号において「専門的知識等」という。)であつて高度のものとして厚生労働大臣が定める基準に該当する専門的知識等を有する労働者(当該高度の専門的知識等を必要とする業務に就く者に限る。)との間に締結される労働契約

二 満六十歳以上の労働者との間に締結される労働契約(前号に掲げる労働契約を除く。)

労働基準法第14条 - Wikibooks

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契約社員は不安定?いつ解雇されるかわからないから不安

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労働契約法で定められている契約期間中については、やむを得ない理由がなければ解雇できないと言うのが法律で定められていて、契約社員との労働契約期間の途中で解約する事は正社員を解雇するより難しいとされています。

(やむを得ない事由による雇用の解除)

第628条
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

民法第628条 - Wikibooks

今回は契約社員について紹介していますが、福利厚生を受けたいから正社員の方が安定していて良いと思っている方もいると思います、そんな方に正社員について紹介している記事があるので参考にしてみて下さい。

www.lifestyle-time.com

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 まとめ

契約社員(有期契約労働者)は労働条件は契約によって定められている。【労働時間、勤務地(勤務先)、仕事内容】

契約社員メリットまとめ

  • ①期間が決まっている分身動きが軽い
  • ②契約条件では掛け持ちOKの会社もあります。
  • ③勤務時間が選べる

契約社員デメリットのまとめ

  • ①基本的に福利厚生が受けれない
  • ②契約期間が決まっている
  • ③社会的信用度が低い

有期労働契約は原則として3年、契約更新は最長で通算5年までと条件を設けている会社が多い。

労働契約法で労働契約期間の途中で解約(解雇)はまずないので期間満了まで働く事が出来る。